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〔直木賞のとき(2)〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(16)

半村さんが直木賞授賞式でしたスピーチを私の記憶で再現してみる。

「ちょうどこんな時に、私に2人目の子供の女の子が生まれまして、この受賞を記念して三十五子、という名前にしようかと考え、パチンコ屋でピースとかえちゃおうかと言ってましたら、母親に叱られましたので、直子という名前にしました。私が長く愛読してきました川口松太郎の「人情馬鹿物語」のようなものをと考えて書いてみた作品で、この大きな賞がいただけて心より喜んでいます」

パチンコ玉35個でピースとかえる、というギャグが通じていたのはSF作家だけだった。

清水義範

1947年愛知県名古屋市生まれ。中学時代からSFファンで、半村良氏の面識を得て上京する。1988年「国語入試問題必勝法」で吉川英治文学新人賞受賞。近作は「夫婦で行くイスラムの国々」や西原理恵子と共著(イラスト)の「学校よりおもしろい社会」など多数。
ファンサイトは「永遠の清水義範

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