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〔SFコンテスト落選(2)〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(22)

半村さんの家で、きみのコンテスト応募作品は入選しないな、と言われ、でも応募できたのが大したもんだよ、という話をしていた時に、SFマガジンの森優編集長が来たのだ。

そして私の応募作品について、「おれは一次選考は通過だとしたんだけどね」と言った。

考えてみれば、そういう話がきけるだけでも有利なところにいたなあ。で、選考会議の日、私は半村さんの家にいた。しばらくして電話がかかってきて、私は落選だった。するとやおら半村さんは着替え、私を銀座につれていって飲ませてくれたのである。小説の話はひとことも言わないで。

清水義範

1947年愛知県名古屋市生まれ。中学時代からSFファンで、半村良氏の面識を得て上京する。1988年「国語入試問題必勝法」で吉川英治文学新人賞受賞。近作は「夫婦で行くイスラムの国々」や西原理恵子と共著(イラスト)の「学校よりおもしろい社会」など多数。
ファンサイトは「永遠の清水義範

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