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- 〔「石の血脈」にびっくり〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(3)
〔「石の血脈」にびっくり〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(3)
2人で新宿を歩いていて、「本屋に入ろうよ」と言うのでそうした。「そろそろ出てるはずなんだけど」と新刊コーナーを見ると、「石の血脈」があった。それを買って、サインして私にくれた。自分の本を本屋で買うのが嬉しい時代の半村さんだった。「石の血脈」にはぶっとばされた。スケールのでかい大嘘を、ていねいに、引きずり込むような語り口で語ってくれる作風だった。こんなにオモシロイ話はそうないぞ、と思った。読者をワクワクさせる作家はそうはいないのだ。
清水義範の「半村良クロニクル」
- あれから8年・・・・
- 最初の印象
- 「石の血脈」にびっくり
- 影響を受けたことば
- 半村さんの粋な生き方
- 節目に読みたい物語 5冊
- めしのくい方
- 酒の飲み方
- 世の中を見る目(1)
- 世の中を見る目(2)
- ペンネームの由来
- 半文居と苺山人
- まだ初々しかった頃(1)
- まだ初々しかった頃(2)
- 直木賞のとき(1)
- 直木賞のとき(2)
- イーデス・ハンソンさん
- 直木賞のとき(3)
- 新宿のころ
- もらった手紙
- SFコンテスト落選(1)
- SFコンテスト落選(2)
- 吉川英治新人賞のこと(1)
- 吉川英治新人賞のこと(2)
- 半村さんと音楽(1)
- 半村さんと音楽(2)
- 半村さんのファッション
- 半村さんの読書
- 半村さんのコンプレックス
- 半村さんの風情