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〔めしのくい方〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(7)

ふぐと、エスカルゴが好きだった。ふぐをちり鍋にして食べるのに、ワインのシャブリが合うんだよね、というのが独自で。エスカルゴを初めての人にすすめるのが好きで、おっかなびっくりの人が、うまい!と言うと喜ぶのだった。私もいる席で、娘さん(当時15歳)に、無理矢理エスカルゴを食べさせた。亡くなってから娘さんにきいてみたら、あれはつらかった、と言った。あと、アイスクリームにカルバドスという酒をかけて食べるなんてことも発案していたなあ。いろいろと工夫しちゃうグルメだった。

清水義範

1947年愛知県名古屋市生まれ。中学時代からSFファンで、半村良氏の面識を得て上京する。1988年「国語入試問題必勝法」で吉川英治文学新人賞受賞。近作は「夫婦で行くイスラムの国々」や西原理恵子と共著(イラスト)の「学校よりおもしろい社会」など多数。
ファンサイトは「永遠の清水義範

戦国自衛隊/G.I.SAMURAI

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