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- 〔新宿のころ〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(19)
〔新宿のころ〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(19)
半村さんがまだ水商売の世界にいたころ、新宿を今のようなお酒の飲める繁華街にしたしかけ人だときいている。バーで飲む、といえば銀座というイメージだったのだが、それを新宿にも広げたのだそうだ。60年代前半ぐらいのことであろうか。
新宿に馬酔木(あしび)というバーがあって、そこのオーナーが仙田さんだった。「雨やどり」のルヰの仙田のモデルだときいている。その馬酔木で私は、好き勝手に半村さんのボトルを飲んでいいと言われていて、後に妻になる人をつれていったりしたものだ。今の新宿はあのころとはまるで別の世界になってしまったが。
清水義範の「半村良クロニクル」
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