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- 〔もらった手紙〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(20)
〔もらった手紙〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(20)
大学4年生の時に、だしぬけに半村さんから手紙をもらった。私のやっているSFもノンSFも両方載せる同人雑誌のことがSFマガジンに紹介された直後のことだった。
半村さんは、あなたの同人雑誌の会に入会したい。と書いてきたのだ。その10年前にSFコンテストに入賞しているプロ作家じゃないか、と私は驚いた。
「SFファンといえば狭量な人が多いのに、清水様がどのようなお考えからその目くばりの大きな文学観をお持ちなのか、とても興味がわき……云々」というような手紙で、冷や汗をかいた。それがきっかけでちょっと文通し、上京する時、お世話になったのである。
清水義範の「半村良クロニクル」
- あれから8年・・・・
- 最初の印象
- 「石の血脈」にびっくり
- 影響を受けたことば
- 半村さんの粋な生き方
- 節目に読みたい物語 5冊
- めしのくい方
- 酒の飲み方
- 世の中を見る目(1)
- 世の中を見る目(2)
- ペンネームの由来
- 半文居と苺山人
- まだ初々しかった頃(1)
- まだ初々しかった頃(2)
- 直木賞のとき(1)
- 直木賞のとき(2)
- イーデス・ハンソンさん
- 直木賞のとき(3)
- 新宿のころ
- もらった手紙
- SFコンテスト落選(1)
- SFコンテスト落選(2)
- 吉川英治新人賞のこと(1)
- 吉川英治新人賞のこと(2)
- 半村さんと音楽(1)
- 半村さんと音楽(2)
- 半村さんのファッション
- 半村さんの読書
- 半村さんのコンプレックス
- 半村さんの風情