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〔影響を受けたことば〕 ―清水義範の「半村良クロニクル」(4)

「一度はスケールの大きい話をドカンと書きなさい」とか、「題材をなるべく大きく使わなきゃ」などと、小説へのアドバイスをもらったことがある。しかしそれらよりも、私が半村さんに言われていちばん影響を受けたのは、「清水くんにはわかるよね」ということばだった。晩年に小説のことや、SFのことについて話していて、しばしばそのことばを言ってくれた。私は、わかるよね、と言われているんだからわかろうとし、笑顔で応じながら、必死で考えたものだ。ちょっとは信用されていたんだ、というのが今も喜びである。

清水義範

1947年愛知県名古屋市生まれ。中学時代からSFファンで、半村良氏の面識を得て上京する。1988年「国語入試問題必勝法」で吉川英治文学新人賞受賞。近作は「夫婦で行くイスラムの国々」や西原理恵子と共著(イラスト)の「学校よりおもしろい社会」など多数。
ファンサイトは「永遠の清水義範

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